作品制作過程「花火」⑤

今回は前回の浴衣の続きを塗っていきます。
まずは母親の方の浴衣から。最初に、浴衣全体の色を塗ってから袖口やしわなどの濃淡をつけ、柔らかさを演出します。それが乾いたら前回色を塗る過程で少し消えてしまった浴衣の柄を描きます。柄は様々な形があるのでそれをしっかり観察して描き分けなければいけません。これはとても大変な作業でとても時間がかかりました。
最後の柄が仕上がった時思わず大きな声が出てしまったほどです(笑)

次に、子供の方の浴衣を塗っていきます。子供の方の浴衣はベースが白色なのではっきりと濃淡をつけるのが大事です。しわの形に注意しながら色を重ねていきます。こちらも母親の方の浴衣と同じように多少柄が消えるのは気にせずにどんどん塗っていきます。一見ただの白い浴衣に見えますが、よく見ると白一色ではなく様々な色が混ざっていることがお分かりいただけたかと思います。

今回の制作は以上となります。また次回の更新をお楽しみに!