作品制作過程「花火」②

今回は前回の母子像に色を塗っていきます。油絵は何度も繰り返し色を塗りながら仕上げていき、今回はその1回目にあたります。

今回最も大事なところは明暗のつけ方です。
明るいところと暗いところをはっきりと描き分けて顔の輪郭やしわなどの特徴を出します。母親の顔は微笑みの柔らかさを消さないよう注意が必要です。

子供の顔は小さい子供特有の丸みのある顔を意識しながら描いていきます。
続いては浴衣の番です。まだこの段階では濃淡などは付けず、全体がどのような印象になるのか探っていく形になります。
このような母子像は基本的に家族の温かさをテーマにしているため全体的に柔らかいタッチで描くことが重要になってくるのです。

次回は背景の色を塗っていきます。
だんだんと完成形が見えてきますのでお楽しみに。